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Still life & Product Photography

露出計の使い方 

      2018/02/23

こんにちは!フォトグラファーの根本です。

前回は露出計の選び方についてお話ししました。

しかし、露出計は見た目が難しそうに見えるので、使うのをためらってしまうかもしれません。

そこで今回は露出計の基本的な使い方をご紹介したいと思います。

露出計の操作部分

まずは露出計の各操作部分について説明します。

写真の露出計はKONICA MINOLTAのフラッシュメーターⅥです。

機種によって操作方法はそれぞれ違いますのであくまで参考としてください。

しかし、機種が変わっても露出計の基本的な操作はそれほど変わりません。

フラッシュメーター

 

 

① 入射光受光部  ・・・光を測るセンサー部分です

② 入射光測定ボタン・・・測定時にここを押します

③ 絞り値(f値)   ・・・測定した絞り値が表示されます

④ ダイヤル    ・・・シャッタースピードやISO値などを変更するダイヤルです

⑤ ISO感度    ・・・ISO感度が表示されます

⑥ モード変更ボタン・・・定常光か瞬間光かを選択します

⑦ ISO感度変更ボタン・・・ISO感度を変更します

⑧ モード表示    ・・・定常光モードか瞬間光モードかを表示します

⑨ シャッタースピード・・・シャッタースピードが表示されます

⑩ 反射光測定ボタン ・・・反射光を測定時はここを押します

⑪ 反射光ファインダー・・・反射光測定時に使うファインダーです

露出計の操作手順

入射光式露出計として使う場合にはまず電源をいれて、⑦ ISO感度と⑨ シャッタースピードを④ダイヤルで選んで①入射光受光部を測りたい方向に向けて②入射光測定ボタンを押せば③絞り値が測定されます。

反射光式露出計として使う場合にはまず電源を入れて、⑦ ISO感度と⑨ シャッタースピードを④ダイヤルで選んで⑪反射光ファインダーから測りたい場所を覗き⑩反射光測定ボタンを押せば③絞り値が測定されます。

それでは続いて基本的な測定の方法についてご説明します。

基本的な測定の仕方

1.被写体の前で光球(受光部)をカメラに向けて測定する

露出1

 

露出計の基本的な使い方です。

光球自体が立体なので被写体のハイライトからシャドウまでの平均的な光を測定することができます。

2.光源に光球(受光部)を向けて光源ごとに測定する

 

露出2

光源一つづつの強さを知りたいときなどにこのような測り方をすることがあります。

写真のように他の光源を手などで遮りながら目的の光源を測定する方法もありますが、ライトのオンオフができる場合には1灯ずつ点灯して測定したほうがより正確に測定できます。

3.光源そのものの光の強さを測る

露出3

 

光源自体の光の強さを知りたいときにこのような測りかたをします。

単体露出計では以上の3つの測りかたを組み合わせて各ライトの強さや位置を調整しながらバランスを取っていきます。

カメラ内蔵露出計との違い

内臓露出計の場合、光そのものではなく光が物に当たって反射した光をはかります。

そのため光の強さは同じでも被写体の色や材質によって露出の値が変わりますので、測定した光をもとに露出補正をすることが必要になってきます。

また、被写体に光が全て当たっている状態で露出を測ることが前提になっているので、光源単体や光源そのものの光の強さを測るという使い方をするのは難しいかもしれません。(工夫すればできないことはないと思いますが。)

しかし、単体の入射光式露出計を使えばこれらの3つの測定方法が早く簡単にできます。

単体の反射光式露出計の使い方

スタジオで比較的小さなセットで撮るような場合には入射光式露出計があれば十分ですが、屋外やホールなどでの撮影では被写体や背景が手に届かないほど離れているようなこともあります。

そのような時には入射光式露出計だけでなく、反射光式露出計も合わせて使うと便利です。

露出計とライティング

露出計は現在の光の状態を知るのにとても役立ちます。

そのなかでも単体露出計は現在の光の状態から理想的な光の状態にするためにはどうすればいいのかを決定するために必要なツールの一つといえます。

単体露出計を使うことで、どのような光をどこにどれくらい足すのか、もしくはどの光をカットするのかを判断して、写真上の光のバランスを管理することができます。

ストロボなどを使ったスタジオライティングでは光のバランスをとることがとても重要になってきますので単体露出計は欠かせません。

いままで単体露出計を使ったことがない方も、次に撮影をするときもし機会があれば、単体露出計を使ってみてはいかがでしょうか?

 

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フォトグラファー 商品撮影専門の制作会社を経て、フリーランスになる。 最終的な仕上がりまで考えながら撮影をしたいので、撮影から画像処理まですべてを自分で行うことが多い。 ライティングや仕掛けを考えるのが好き。

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