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Still life & Product Photography

雲台の機能をアップさせる便利な機材2点

      2017/10/17

こんにちは!フォトグラファーの根本です。

前回は三脚についてお話ししました。

今回は三脚と組み合わせて使う「雲台」周りの機材についてお話しします。

まずは「雲台」から

雲台の種類

写真用の雲台は「自由雲台」と「3WAY雲台」の2つに大別されます。

このどちらを使うかですが、撮影する用途によって使い分けをします。

自由雲台

自由雲台

自由雲台

 

自由雲台はロックが一つで全方向の動きを制御するタイプの雲台です。ロックを解除すると前後左右回転の全ての動きが自由になります。

自由雲台は素早くロックと解除が可能なので動きのある被写体にも対応できる雲台です。反面、正確な水準を出すのは少々面倒で、特に水準を保ったまま回転したり、前後に倒すなどの動きをするのは苦手です。

そのため、水準を正確に出さなければならないような撮影はあまり向いていません。

最近の高機能自由雲台などでは回転のみ別に動かせるタイプのものもあります。

3WAY雲台

 

3way雲台

3way雲台

 

3WAY雲台は前後、左右、回転の3方向のロックが別々になっており、目的のアングルを出すまでに3回の操作をしなければなりません。

そのため動きのある被写体に対応するのが苦手です。

その代わり、左右の水準、前後の水準、回転を別々に動かせるので精緻なアングル出しが必要な撮影には向いています。

さらに細かな動きができるタイプの3way雲台には「ギア付き雲台」などがあります。

これらの雲台だけでも十分ですが、これに2点雲台用のアクセサリーをプラスするとさらに使いやすくなります。

 

雲台に追加したいアクセサリー

L字ブラケット

L字ブラケット

L字ブラケット

見ての通りL型の金具ですが、L字ブラケットを使う事で雲台を動かすことなくカメラを縦横に切り替えることができます。

雲台は基本的にカメラが横位置での使用が最も使いやすく作られています。縦位置にするとカメラは三脚の左側に大きく飛び出す形になるためレンズが雲台の中心線から大きくずれてしまいます。この状態でアングルの微調整をしようとして三脚の回転を操作するとカメラは回転ではなく弧を描くように動くのでアングルが大きく変わってしまいます。

縦横回転

また、三脚の中心線ともずれるため俯瞰などの撮影では位置がそのままだと三脚の脚が邪魔になってしまうことがあります。

そのためカメラを縦にすると三脚ごと右に移動しなければなりません。アングルも大きくズレるので再度調整が必要になります。

この時、L字ブラケットを使用すると雲台の位置は変えずにカメラの縦横だけを変えることができますので三脚の脚などもそのままの位置

で邪魔になることもありませんし、カメラの位置も大きくズレることもなく微調整だけで済みます。

 

三脚移動

 

中心

 

しかし、L字ブラケットだけで俯瞰時にカメラを左右に振って微調整をすることはできません。

三脚の回転を使うとやはりアングルは大きく崩れてしまいます。この様な時に微調整をしやすくするのがパノラマ雲台です。

パノラマ雲台

 

パノラマ雲台

パノラマ雲台

雲台の回転軸は一番下にあるため完全にレベルがあった状態であればアングルを崩すことなく回転だけできるのですが、斜俯瞰や俯瞰などレベルが出ていない状態で回転させるとアングルが大きく崩れてしまいます。

俯瞰回転

俯瞰や斜俯瞰時にカメラの直ぐ下にパノラマ雲台があればカメラの回転軸と会うのでアングルを大きく崩すことなく微調整が可能です。 

回転軸

このようにL字ブラケットとパノラマ雲台をプラスするとアングルの微調整がとてもスムーズにできます。

私の場合、L字ブラケットとパノラマ雲台を別々にセットしていますが、最近はセットになっているものもあるようですので

その様な雲台を使うと便利だと思います。

俯瞰の撮影を多くする方には特にオススメですので、ぜひ取り入れてみてください。

それでは!

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フォトグラファー 商品撮影専門の制作会社を経て、フリーランスになる。 最終的な仕上がりまで考えながら撮影をしたいので、撮影から画像処理まですべてを自分で行うことが多い。 ライティングや仕掛けを考えるのが好き。

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